メキシコ大統領が米テスラ工場建設に自信、中断懸念を否定
ロイター / 2024年7月25日 15時6分
7月24日、メキシコのロペスオブラドール大統領は定例記者会見で、米電気自動車(EV)大手テスラによる北部ヌエボレオン州での新工場メガファクトリー建設計画は揺るがないと自信を示した。2023年3月、メキシコで撮影(2024年 ロイター/Daniel Becerril)
Raul Cortes
[メキシコ市 24日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は24日の定例記者会見で、米電気自動車(EV)大手テスラによる北部ヌエボレオン州での新工場メガファクトリー建設計画は揺るがないと自信を示した。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が最近、計画に否定的な考えを示したものの、大統領は「本気ではない」と述べ、中断懸念の否定に力を入れた。
問題のきっかけはトランプ前米大統領の発言。11月の大統領選の共和党候補指名受諾演説を18日に行った際、政権復帰後はメキシコで生産された自動車に100─200%の輸入関税を課し、米国で売れないようにすると発言した。
マスク氏はこの演説を受け、建設計画を一時停止し、米大統領選後にギガファクトリー建設計画を再検討するとの考えを明らかにしていた。
ロペスオブラドール大統領は24日の会見で、マスク、トランプ両氏の発言について「選挙運動中は感情があからさまになり、誇張表現が多い」と受け流し、選挙後は発言のトーンが変わるはずと述べた。
その上で同大統領は「正直に言って(両氏の発言は)本気ではない。米国で購入される自動車は米国で製造できない。生産コストが非常に高いからだ」と強調した。
さらに、米国の消費者はメキシコから輸入される自動車を購入することで1台当たり1万─1万5000ドル節約できると述べた。
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