世界的システム障害、保険対象の損失は最大15億ドルか＝分析会社

サイバー分析会社のサイバーキューブは２５日、米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクが先週引き起こした世界的なシステム障害について、保険対象の損失額が世界全体で４億─１５億ドルになる可能性が高いとの試算をまとめた。羽田国際空港のカウンターで１９日撮影。（2024年　ロイター/Kim Kyung-Hoon/File Photo）

[ロンドン ２５日 ロイター] - サイバー分析会社のサイバーキューブは２５日、米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクが先週引き起こした世界的なシステム障害について、保険対象の損失額が世界全体で４億─１５億ドルになる可能性が高いとの試算をまとめた。

サイバー保険としては単独で最大の損失となる可能性があると指摘。「サイバー保険市場にとっては大きな出来事」だが、大手保険会社の資本で対応できるとの見方を示した。

格付け会社フィッチも、世界の保険・再保険業界は財務面で大きな影響を回避できる可能性が高いとの見方を示している。