ドイツ刃物襲撃事件、容疑者を逮捕 イスラム国が犯行声明

　ドイツ警察は西部ゾーリンゲンで起きた刃物による襲撃事件の容疑者を逮捕した。（２０２４年　ロイター/Thilo Schmuelgen）

Matthias Inverardi　Petra Wischgoll　Tom Sims

[ゾーリンゲン（ドイツ） ２４日 ロイター] - ドイツ警察は西部ゾーリンゲンで起きた刃物による襲撃事件の容疑者を逮捕した。ノルトライン・ウェストファーレン州のレウル内相が２４日、公共放送連盟「ＡＲＤ」に明らかにした。

事件は２３日夜、フェスティバルの最中に発生。３人が死亡し８人が負傷した。過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）が犯行声明を出した。

レウル氏は容疑者の男は難民施設に所属していたと述べた。

ＩＳはメッセージアプリ「テレグラム」で、男は「イスラム国の兵士」で、「パレスチナをはじめとする世界中のイスラム教徒のために復讐として攻撃を実行した」と主張した。根拠は示しておらず、容疑者とＩＳとの間に密接な関係があるかどうかは不明。

ノルトライン・ウェストファーレン州のウエスト首相は「この攻撃はわが国の心臓部を襲った」テロ行為だと述べた。

デュッセルドルフ検察当局のマルクス・カスパーズ氏は、ほかに動機が不明で被害者は互いに無関係とみられることから、テロの可能があるとの認識を示した。