トランプ氏暗殺未遂の罪で起訴、フロリダ州ゴルフ場で銃所持の男

　９月２４日、米司法省は１１月の米大統領選の共和党候補となっているトランプ前大統領が今月１５日にフロリダ州のゴルフ場でプレー中、近くで銃を持って待ち伏せていたとして訴追されたライアン・ラウス容疑者（５８）を暗殺未遂罪で起訴したと発表した。写真は２３日にラウス容疑者を描いた法廷画（２０２４年　ロイター/Lothar Speer）

Andrew Goudsward　Jasper Ward　Sarah N. Lynch

[ワシントン ２４日 ロイター] - 米司法省は２４日、１１月の米大統領選の共和党候補となっているトランプ前大統領が今月１５日にフロリダ州のゴルフ場でプレー中、近くで銃を持って待ち伏せていたとして訴追されたライアン・ラウス容疑者（５８）を暗殺未遂罪で起訴したと発表した。

被告は既に銃不法所持など２件の容疑で訴追され、公判まで勾留が命じられている。暗殺未遂で有罪になった場合は終身刑になる可能性がある。

ガーランド司法長官は「民主主義の根幹に関わる暴力を司法省は容認しない」と表明した。

検察によると、ラウス被告は事件の数カ月前に「トランプ氏暗殺の試み」を示唆する手紙を残していた。

被告はフロリダ州南部に１カ月間滞在。携帯電話のデータでトランプ氏がプレーしていたゴルフ場や同氏の邸宅マール・ア・ラーゴの周辺を詮索していたことが分かっている。裁判所に提出された資料によると、被告はトランプ氏が講演したか、登壇予定だった場所と日付を記した手書きのリストを持っていた。