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トヨタが立会外で776億円の自社株買い、金融機関が売却要請

ロイター / 2024年9月25日 10時54分

 9月25日、トヨタ自動車は大手銀行などの株式売却要請に応えるため、同日午前の東証立会外取引で約776億円の自社株買い付けを行ったと発表した。写真はトヨタのロゴ。2019年10月、都内で撮影(2024年 ロイター/Soe Zeya Tun)

Shinichi Uchida

[東京 25日 ロイター] - トヨタ自動車は25日、大手銀行などの株式売却要請に応えるため、同日午前の東証立会外取引で約776億円の自社株買い付けを行ったと発表した。予定通り、24日終値の1株2617円で普通株2967万3300株(発行済み株式の0.22%)を取得した。

トヨタ株を巡っては、7月24日から8月26日まで実施した自社株公開買い付け(TOB)で、株主の大手金融機関が売却を予定していた全株数を処理できず、「残存」が生じていた。トヨタによると、立会外買い付けでは残存が生じた金融機関のうち、東京海上日動火災保険、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、SMBC日興証券が残存の全部、三菱UFJ信託銀行が一部を売却する意向を示していた。

トヨタは24日に自社株の取得枠を従来の1兆円から1兆2000億円に拡大すると発表した。今回の立会外買い付け実施後は、枠拡大分を含めて上限3155億円(2億1000万株)の自社株取得が可能になるという。

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