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インド生まれのデジタル決済システムUPI、2カ国中銀が導入へ

ロイター / 2024年9月25日 13時30分

 インドは同国の即時送金システム「統合決済インターフェース(UPI)」に基づくデジタル決済システムの構築に向けてアフリカや南米の国と話し合いを進めており、2カ国の中央銀行が2027年早期までにUPIによる決済システムを立ち上げる見通しだ。写真はインドのコルカタでデジタル決済アプリ「Paytm」のQRコードをスキャンする男性。7月撮影(2024年 ロイター/Sahiba Chawdhary)

Jaspreet Kalra

[ムンバイ 24日 ロイター] - インドは同国の即時送金システム「統合決済インターフェース(UPI)」に基づくデジタル決済システムの構築に向けてアフリカや南米の国と話し合いを進めており、2カ国の中央銀行が2027年早期までにUPIによる決済システムを立ち上げる見通しだ。UPIを管理・運営するインド決済公社(NPCI)傘下のNPCIインターナショナル・ペイメンツ・リミテッド(NIPL)のリテシュ・シュクラ最高経営責任者(CEO)が24日明らかにした。

UPIは携帯電話を使う即時送金システムで、インド政府が開発を主導した。NIPLはUPIの海外展開を目的にNPCIが設立した。

シュクラ氏によると、NIPLは「複数の国」と協議中で、うち1つの国との合意が間近に迫っている。

消息筋によると、NIPLはUPIに類似したシステムの開発を支援するためにアフリカと南米の少なくとも計20カ国と協議している。NIPLは今年に入ってこうしたシステム開発の支援で南米ペルーとアフリカ南部ナミビアの中央銀行との間で取り決めに調印した。

シュクラ氏はペルーとナミビアの2カ国について、26年終盤または27年早期にシステムが稼働するとの見通しを示した。

消息筋は、それ以外の国では「ルワンダとの間で真剣な協議が始まった」と話したが、 シュクラ氏は交渉中の国の数やルワンダが含まれているかについてはコメントを避けた。

UPIはインドで最も広く使われているデジタル決済手段で、今年8月の取引件数は前年同月比41%増の150億件弱に達した。

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