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フランス新内相、移民規制強化の方針示す 極右政党に配慮示唆

ロイター / 2024年9月25日 14時26分

フランスのルタイヨー新内相は一連のメディアインタビューで、社会の広範な右傾化の流れを踏まえ、移民規制や治安対策を強化する考えを表明した。写真は演説するルタイヨー内相。パリで23日撮影。(2024年 ロイター/Stephanie Lecocq)

Gabriel Stargardter Benoit Van Overstraeten

[パリ 24日 ロイター] - フランスのルタイヨー新内相は一連のメディアインタビューで、社会の広範な右傾化の流れを踏まえ、移民規制や治安対策を強化する考えを表明した。議会運営の鍵を握るとみられる極右政党「国民連合(RN)」への配慮をにじませた。

ルタイヨー氏は中道右派・共和党の重鎮でかねてより移民受け入れに消極的な立場を示してきた。仏紙フィガロに対し、数週間内に新たな移民対策を打ち出す考えを示し、「立法措置の強化をためらってはならない」と述べた。

「不法入国に歯止めをかけ、特に不法滞在者の出国を増やすことを目指している」とした。

また、24日はニュース専門局「Cニュース」のインタビューで、RNの幹部らの発言に同調し、フランスと欧州の同志国が協力して欧州連合(EU)に移民対策関連法の強化を促すべきだと述べた。

仏テレビTF1のインタビューでは、北アフリカの諸国がフランス滞在の許可なく同国に向かう市民の出国阻止を強化するよう交渉すると確約。法違反者の厳罰化を望むとも述べた。

「イスラム教礼拝所を閉鎖したり、憎悪の説教師を(国外に)追放するのに、私の手が震えることはないだろう」とフィガロに語った。

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