米8月新築住宅販売、前月比4.7%減の71.6万戸 価格中央値も下落
ロイター / 2024年9月26日 2時35分
[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日発表した8月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.7%減の71万6000戸となった。減少に転じたものの、住宅ローン金利と住宅価格の低下が今後数カ月で需要を刺激する可能性がある。
7月の販売戸数は75万1000戸と、前回発表の73万9000戸から上方改定された。5月と6月分も上方改定された。
ロイターがまとめた予想は70万戸。前年同月比では9.8%増えた。
米国の住宅販売戸数のうち10%超を占める新築住宅販売戸数は契約時に計上される。このため、前月比の増減率は変動しやすい。
前月比の地域別では、北東部が27.3%、中西部が5.8%、西部が17.8%、それぞれ減少した一方、南部では2.7%増加した。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定金利住宅ローン金利の平均は、先週6.09%と、前週の6.20%からさらに低下し、2023年2月以来の低水準となった。
8月の新築住宅価格の中央値は42万0600ドルで、前年同月比4.6%下落した。30万─49万9999ドルの価格帯の物件が成約戸数の大部分を占めた。
8月末時点の新築住宅の在庫は46万7000戸と、08年初の水準に戻った。7月は45万9000戸だった。
8月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は7.8カ月。7月は7.3カ月だった。
オックスフォード・エコノミクスの米国担当主任エコノミスト、ナンシー・バンデン・ハウテン氏は「住宅ローン金利の低下や潜在需要のほか、中古住宅の供給が依然として比較的不足していることが、2024年の残りの期間から25年にかけて新築住宅販売の緩やかな伸びを下支えすると予想している」と述べた。
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