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NY外為市場=ドル回復、FRB再度大幅利下げの観測は変わらず

ロイター / 2024年9月26日 6時2分

ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで1年2カ月ぶりの安値から回復した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで1年2カ月ぶりの安値から回復した。ただ労働市場に対する楽観論が後退する中、米連邦準備理事会(FRB)が11月の会合で、再び大幅利下げを決定するとの見方には変わりはない。

ドルは対円でも上昇。一時144.75円と、9月3日以来の高値を付けた。終盤の取引では1.03%高の144.68円。    

前日に急伸した中国人民元は、中国の新たな景気刺激策の効果に対する疑念が高まる中、当初の反応は行き過ぎたものだったとの見方が広がり、この日は軟化した。 

ドルは前日の取引で下落。労働市場に対する懸念を背景に、コンファレンス・ボード(CB)が発表した9月の米消費者信頼感指数が大きく低下したことを反映した。 

コーペイ(トロント)のチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「労働市場の需給状況を示す労働市場格差の縮小は、米経済にとって極めて悪い兆候だ」と指摘。「このことは市場で、FRBが9月に続き11月の会合でも大幅利下げを決定する可能性が高いと解釈されている」と述べた。 

CMEフェドウオッチによると、市場では現在、59%の確率で11月の会合で0.50%の大幅利下げが決定されるとの見方が織り込まれている。1週間前は37%だった。 

この日発表の米経済指標では、8月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)が年率換算で前月比4.7%減の71万6000戸となった。

今週は27日発表の8月の個人消費支出(PCE)価格指数が注目されている。

ユーロ/ドルは0.41%安の1.1134ドル。一時1.1214ドルに上昇し、2023年7月以来の高値を更新した。    

ドル指数は0.68%高の100.91。一時は100.21まで下落し、9月18日に付けた安値に並んだ。

オフショア取引でドルは対中国人民元で0.33%高の1ドル=7.033元。

豪ドルは0.99%安の0.6823米ドル。一時は0.6908米ドルと、23年2月以来の高値を付けた。    

仮想通貨のビットコインは1.41%安の6万3324ドル。

ドル/円 NY終値 144.75/144.77

始値 144.28

高値 144.84

安値 143.87

ユーロ/ドル NY終値 1.1132/1.1134

始値 1.1187

高値 1.1213

安値 1.1122

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