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ハリス氏、米大統領選勝利すれば税控除や新分野投資と約束

ロイター / 2024年9月26日 7時40分

9月25日、米大統領選の民主党候補となっているハリス副大統領(写真)は、大統領選に勝利した場合に取り組む中産階級の生活を押し上げる経済計画の一環として、国内製造業者への税控除と「次世紀を方向付ける」新たな成長分野への投資を実施すると明らかにした。ペンシルベニア州ピッツバーグで同日撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

Nandita Bose Gabriella Borter

[ピッツバーグ(米ペンシルベニア州) 25日 ロイター] - 11月5日の米大統領選の民主党候補となっているハリス副大統領は25日、大統領選に勝利した場合に取り組む中産階級の生活を押し上げる経済計画の一環として、国内製造業者への税控除と「次世紀を方向付ける」新たな成長分野への投資を実施すると明らかにした。

大統領選の激戦州である東部ペンシルベニア州での約400人が集まった演説で、ハリス氏は既存工場の設備更新や建て替えに税控除を適用することで組合系の良質な雇用を拡大し、大統領に就いた場合には1期目に登録された技能実習者数を倍増させると訴えた。また、バイオ製造や航空宇宙、人工知能(AI)、クリーンエネルギーといった産業への新たな投資も約束した。

ただハリス氏は、40分弱の演説でこれらの政策がどのように機能するかについては詳しく説明しなかった。ニューヨークの不動産開発会社の裕福な家庭に育ったトランプ氏とは対照的に、自身はシングルマザーに慎ましく育てられたと強調。トランプ氏については「自分や自分のような最も金持ちの米国人の生活をより良くすることにしか関心がない」と切り捨てた。

その上で、「強力な中産階級を築くことが、私の大統領在任時の決定的な目標になると約束した」とし、大統領選では米経済への視点が「根本的に異なる」自身と共和党候補のトランプ前大統領のどちらを選択するかが問われるとの見解を示した。

ハリス氏とトランプ氏は投票日が近づくにつれて、ロイターとイプソスの世論調査で有権者の最大の関心事となっている経済に関するメッセージの発信に力を入れている。

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