新規上場のリガクの初値は1205円、公開価格を4.36％下回る

　１０月２５日の東京市場で、東証プライム市場に新規上場（ＩＰＯ）したリガク・ホールディングスの初値は１２０５円となり、公開価格を４．３６％下回った。写真は２０１５年７月、東京証券取引所で撮影（２０２４年　ロイター/Toru Hanai）

［東京　２５日　ロイター］ - ２５日の東京市場で、東証プライム市場に新規上場（ＩＰＯ）したリガク・ホールディングスの初値は１２０５円となり、公開価格を４．３６％下回った。初値が付いた後は上値を伸ばし、一時１２６０円まで上昇。午前９時５３分現在は、１１９８円で推移している。同社はＸ線技術を中心とした分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している。

市場では「注目されていたＩＰＯ銘柄の割にはＰＥＲ（株価収益率）がそこまで高いわけではなく、割高感は薄い。ただ、１０―１１月はＩＰＯ銘柄が増えやすい時期で、投資家の資金が分散しているのではないか」（フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏）との声が聞かれた。２３日に東京メトロが新規上場したことで、東京メトロ株に資金が集中した可能性もあるという。