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午後3時のドルは151円後半で売買交錯、総選挙後は波乱含み

ロイター / 2024年10月25日 15時45分

 10月25日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの151円後半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの151円後半で取引されている。日本の総選挙を前に日中は売買が交錯した。投票日目前になっても選挙結果は見通しが立たない状況で、週明けの取引では円相場が大きく変動する可能性を警戒する声が上がっている。

ドルは151円半ばから152円前半の狭い値幅を上下する展開が続いた。週末に行われる総選挙に大きな注目が集まる中、様子見ムードが強まったという。

朝方には151円後半から半ばへ一時下落する場面があった。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で訪米中の三村淳財務官が、加藤勝信財務相とイエレン米財務長官が会談し、最近の為替相場の動向について話したと明らかにし、日米で緊密な意思疎通を図ることを確認したと発言した。

市場では「ようやく当局から明確な円安けん制発言が出てきたことで、短期筋の円売 りにいったんブレーキがかかった」(国内証券アナリスト)との声が聞かれた。

ドル152円超は、2022年に大規模介入が行われるなど、市場で長らく「円安防 衛ライン」と位置付けられていた水準で、今回も当局が円安けん制姿勢を強めてくるので はないか、とみられていた。

市場の関心は週末の総選挙に集中している。報道各社が自公の苦戦を相次ぎ伝える中、選挙結果次第で円は上昇も下落もあり得るとの指摘が多く、この日の通貨オプション市場ではドル/円の1週間物の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)が15%台まで上昇した。1週間前は7%台だった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 151.73/151.74 1.0821/1.0822 164.19/164.21

午前9時現在 151.78/151.79 1.0823/1.0824 164.29/164.30

NY午後5時 151.82/151.84 1.0827/1.0828 164.38/164.41

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