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独IFO業況指数、10月は予想以上に上昇 悪化にいったん歯止め

ロイター / 2024年10月25日 18時59分

10月25日、独IFO経済研究所が発表した10月の業況指数は86.5で、前月の85.4から市場予想(85.6)以上に上昇した。独シュトゥットガルトの自動車工場で3月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)

Rachel More

[ベルリン 25日 ロイター] - 独IFO経済研究所が25日発表した10月の業況指数は86.5で、前月の85.4から市場予想(85.6)以上に上昇した。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済は落ち込みにいったん歯止めをかけることができた」と述べた。これまでは4カ月連続で悪化していた。

深刻な景気後退への懸念が幾分和らぎ、10月には現状と将来への見方について楽観度合いが高まった。

来週発表される第3・四半期の国内総生産(GDP)では2四半期連続のマイナス成長が見込まれている。

今回の指標は年末に向けて一定の安心感をもたらすものだが、VP銀行のチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は「ドイツ経済は厳しい冬の時期に直面している。外部環境は変えられないが、国内の景気刺激は十分に可能だ」と述べ、経済改革を呼びかけた。

コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨルグ・クレーマー氏は「冬の半期には停滞が続き、春以降も貧弱な回復にとどまる可能性が高い」と語った。

LBBW銀行のシニアエコノミスト、イェンスオリバー・ニクラシュ氏は「2025年のトンネルの出口に主として金融緩和に伴う一定の光が見えるだけだ」と話した。

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