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米耐久財受注、9月コア資本財+0.5% 予想上回る

ロイター / 2024年10月26日 1時6分

9月の米耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.5%増加した。2012年、ミシガン州のフォード工場で撮影(2024年 ロイター/Rebecca Cook)

Lucia Mutikani

[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日発表した9月の耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.5%増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%増だった。 前月は0.3%増(改定なし)だった。

予想以上に増加したが、企業の設備投資は第3・四半期に減速した公算が大きい。

国内総生産(GDP)算出に使用されるコア資本財の出荷は0.3%減少した。前月は0.1%減だった。

借り入れコストの上昇は企業投資の制約となっているものの、連邦準備理事会(FRB)の金利引き下げにより金融環境が緩和され、第2・四半期の設備投資は増加した。

資本財から国防関連を除いた受注は4.5%減少。前月は4.4%減だった。出荷は3.6%減。前月は2.0%減だった。

キャピタル・エコノミクスの北米エコノミスト、オリビア・クロス氏は、「当四半期初めの航空機出荷の急増により、第3・四半期のビジネス機器全体の落ち込みは免れたと思われるが、9月の低調なデータからみて第4・四半期も軟調になるだろう」と述べた。

全体の耐久財受注は0.8%減少し、前月から横ばいとなった。輸送機器が前月の3.4%減に続き、3.1%減少したことが押し下げた。

自動車・同部品の受注は1.1%増。民間航空機・同部品の受注は22.7%減少した。前月は19.7%減だった。

航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、9月の航空機受注は65件。8月の22件から増加した。

ボーイングは国内工場で働く労働組合員がストライキ継続を決めるなど多くの問題に悩まされており、航空機受注の見通しは依然として暗い。

輸送機器を除く受注は0.4%増と、前月の0.6%増に続いた。一次金属および加工金属の受注も増加した。

一方、機械受注は0.2%、コンピューター・電子製品の受注は0.3%、それぞれ減少した。電気機器・家電・部品は受注は横ばいだった。

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