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中国CATL、安全性高めたEV車体発表 高級車メーカーに販売

ロイター / 2024年12月25日 10時50分

中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は12月24日、安全性を売りにした電気自動車(EV)の新プラットフォーム(車体)を発表した。上海で撮影(2024年 ロイター/Zoey Zhang)

[上海 24日 ロイター] - 中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は24日、安全性を売りにした電気自動車(EV)の新プラットフォーム(車体)を発表した。時速120キロの正面衝突に耐え、火災や爆発も起こさないという。1回の充電で約1000キロ走行可能な量の電池を搭載でき、完成車量産までの開発期間を従来の36カ月以上から12─18カ月に短縮できる。高級車メーカーへの販売を目指す。

CATL幹部によると、これまで時速120キロの正面ポール衝突試験に挑戦するEVなどの新エネルギー車はなかったという。一般的に使用される中国の新車評価プログラムの場合、正面衝突安全試験の速度は時速56キロ。

CATL、中国自動車大手の重慶長安汽車(長安汽車)、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が共同で手掛けるEVブランド「アバター(阿維塔)」の社長は記者会見で、アバターが新車体を用いて新型EVを開発する最初の企業になると語った。新型の具体的な発売時期については言及しなかった。

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