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日中外相が会談、安保・経済対話開催などで一致 北朝鮮問題も協議

ロイター / 2024年12月26日 7時7分

 12月25日、日本の外務省によると岩屋毅外相(写真)は中国の北京で王毅外相と日中外相会談を行い、日中安保対話を開催することで一致した。都内で10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京/北京 25日 ロイター] - 岩屋毅外相は25日、中国の北京で王毅外相と日中外相会談を行い、日中安保対話の早期開催や来年の適切な時期に王毅外相の訪日を実現し、その際にハイレベル経済対話を開催することでも一致した。

岩屋外相は会談後に記者団に対し、安全保障上の懸念を提起したとし、南方の日本の排他的経済水域に中国が設置したするブイの撤去など必要な措置を中国に求めたと述べた。東シナ海の情勢と中国軍の活動の活発化についても深刻な懸念を表明したという。

両外相は北朝鮮についても協議。岩屋外相は、国際社会の平和と安全維持への責任ある役割を中国に求め、北朝鮮とロシアとの軍事協力に重大な懸念を表明した。

王外相は会談の冒頭、両国関係の重要性は二国間関係にとどまらないと強調。両国関係が安定すれば、アジアはより安定すると述べた。

岩屋大臣は、両国間の往来拡大に向けた日本人の安全への取り組みの重要性を指摘。中国で反スパイ法違反容疑による日本人の拘束や同法を巡る透明性の欠如から、日本人が中国への渡航をためらうようになっているとし、透明性や拘束者の釈放を求めた。

ALPS処理水の海洋放出に伴う日本産水産物の輸入規制の撤廃を早期に実現することも求めた。この問題で具体的な緩和は示されなかった。

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