米民主党、20年米大統領選介入疑惑でロシアへの制裁を要求

２月２４日、米民主党の有力議員は、２０２０年米大統領選への介入疑惑を巡りロシアに対し早急に制裁を科すようトランプ政権に求めた。写真は１３日、米議会で記者会見するシューマー上院議員（２０２０年　ロイター/Jonathan Ernst）

［ワシントン　２４日　ロイター］ - 米民主党の有力議員は２４日、２０２０年米大統領選への介入疑惑を巡りロシアに対し早急に制裁を科すようトランプ政権に求めた。

議会筋が２１日、ロイターに明らかにしたところによると、米情報当局は、ロシアがトランプ大統領や民主党の候補指名獲得を目指すサンダース上院議員を支援するため虚偽の情報を流すなどしているもようだとの分析を米議員らに報告した。

ロシアは２１日、選挙介入を否定した。

米民主党のシューマー上院院内総務と、上院外交、銀行委員会でそれぞれ民主党トップを務めるメネンデス、ブラウン両上院議員は、ポンペオ国務長官とムニューシン財務長官に宛てた書簡で、ロシア政府および選挙干渉に関与したすべてのロシア人を「速やかに、かつ厳しい姿勢で」制裁対象に指定するよう求めた。

ホワイトハウスと国務省、財務省は現時点でコメントの要請に応じていない。