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サウジアラムコ、米国外で世界最大のシェールガス開発に着手

ロイター / 2020年2月25日 16時23分

 2月25日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、米国外で世界最大規模となるシェールガス田開発に乗り出す。写真はサウジアラビアで2018年5月撮影(2020年 ロイター/AHMED JADALLAH)

[ダンマン(サウジアラビア) 24日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>は、米国外で世界最大規模となるシェールガス田開発に乗り出す。国内へのガス供給を増やすとともに、発電所で使用する石油を減らす。同社のナセル最高経営責任者(CEO)が24日、ロイターとのインタビューで明らかにした。

サウジアラビアは長年にわたって米国のシェール石油会社とシェア争いや価格競争を繰り広げてきたが、米国勢を打ち負かすことはできなかった。

そのサウジが今度は米国のシェールガス田で培われたフラッキング技術を用いて、サウジ東部にあるジャフラのガス田で1100億ドル規模のプロジェクトをスタートさせる。

プロジェクトが目標通りに進めば、サウジは2030年までに米国、ロシアに次いで世界第3位のガス生産国になるという。

ナセルCEOは、サウジアラムコが海水を用いたフラッキング技術を開発し、それにより水不足という障害が取り除かれたと説明、「(サウジで)新たなシェール革命が起きている。大量生産でき、(フラッキングのプロセスで)海水を利用している」と述べた。

サウジアラムコは2013年以降、ジャフラのシェールガス田で150のガス井を掘削し、開発プロジェクトの準備を進めてきたと語った。

フラッキング技術の開発などでは米油田サービス大手のシュルンベルジュ やハリバートン 、ベーカー・ヒューズ と協力してきたという。

ナセルCEOは、このシェールガス開発プロジェクトにより、発電に使用される原油などの燃料を平均日量80万バレル減らせるとの見方を示し、必要であればその分を輸出に回せると述べた。

一方、国内の需要に対応することを優先するとも述べた。

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