エルサルバドル、9月7日にビットコイン法定通貨化 「使用任意」
ロイター / 2021年6月25日 14時25分
6月24日、中米エルサルバドルのブケレ大統領(写真)は演説し、このほど議会を通過した暗号資産(仮想通貨)ビットコインの法定通貨化について、9月7日に施行すると表明した。写真は、法定通貨化について話す同大統領。提供写真(2021年 ロイター/Secretaria de Prensa de La Presidencia)
[サンサルバドル 24日 ロイター] - 中米エルサルバドルのブケレ大統領は24日に演説し、このほど議会を通過した暗号資産(仮想通貨)ビットコインの法定通貨化について、9月7日に施行すると表明した。使用は任意だとした。
議会はビットコインを法定通貨として採用する大統領提案を賛成多数で承認。ビットコインの法定通貨採用は世界初。
ブケレ大統領は「ビットコインの使用は任意になる。望まなければ誰もビットコインを受け取ることはない。ビットコインで支払いを受ければ自動的にドルで受け取ることを選択できる」と述べた。給与や年金は引き続き米ドルで支払われるとした。
アセナ・ビットコインはこれに先立ち、100万ドル超を投じて住民が海外からの送金を受け取る場所を中心にエルサルバドルで仮想通貨ATM約1500台を設置する計画を明らかにした。アセナ・ビットコインのウェブサイトによると、ATMはビットコイン売買に利用できるという。
ブケレ大統領は「われわれがビットコイン法を通過させた理由の一つはまさに送金する人々を支援するためだ」と説明。仮想通貨を利用することによってこれまでの高い手数料をなくすことができると付け加えた。
エルサルバドルは海外在住の労働者からの送金に大きく依存している。世界銀行のデータによると、同国への送金は2019年に約60億ドルと国内総生産(GDP)の約2割を占め、比率が世界で最も高い国の一つとなっている。
この記事に関連するニュース
-
ビットコインは“世界通貨”になり得るか?…タイ投資家が注目する、トランプ再選後の「暗号資産の動向」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月27日 7時0分
-
エルサルバドル、ビットコイン政策見直しでIMF融資確保 購入は継続
ロイター / 2024年12月20日 10時53分
-
仮想通貨で副業 ビットコインはなぜ価値があるのか?
財経新聞 / 2024年12月19日 13時26分
-
情報BOX:トランプ氏言及のビットコイン戦略備蓄、想定される機能や利害
ロイター / 2024年12月18日 9時23分
-
ビットコイン、10万5000ドル突破 トランプ氏の戦略備蓄発言で
ロイター / 2024年12月16日 15時12分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください