中国製ワクチン2種、デルタ株で有効性低下=専門家
ロイター / 2021年6月25日 15時1分
6月25日、中国の疾病対策専門家は、同国で開発された新型コロナウイルスワクチンのうち2種について、体内でできる抗体の有効性がデルタ株(インドで最初に見つかった変異株)に対しては他の変異株と比べて低いと指摘した。写真は北京で1月撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[北京 25日 ロイター] - 中国の疾病対策専門家は、同国で開発された新型コロナウイルスワクチンのうち2種について、体内でできる抗体の有効性がデルタ株(インドで最初に見つかった変異株)に対しては他の変異株と比べて低いと指摘した。それでも予防効果はあるという。
中国疾病対策予防センターで副主任を務めたFeng Zijian氏が、24日夜に放送された中国国営中央テレビ(CCTV)のインタビューで述べた。
具体的にどのワクチンかは明らかにせず、人間の細胞内で複製できないようにしたウイルスを用いる不活化ワクチンに分類されるとした。
中国が大規模接種で使用している国内開発ワクチン7種のうち5種は不活化ワクチン。ブラジルやバーレーン、チリなどでも使用されている科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)や中国医薬集団(シノファーム)のワクチンが含まれる。
当局者によると、中国南部の広東省では3都市でデルタ株が感染拡大を引き起こし、5月21日から6月21日までの間に新規感染者が170人確認された。このうちデルタ株が占める割合は不明。
Feng氏は「広東州の感染拡大では、ワクチンを接種した人で重症化した人はいない。重症者の中にワクチンを接種した人はいない」と述べた。
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