米株S&P最高値、ナイキ急騰 物価高進は想定内
ロイター / 2021年6月26日 6時24分
[25日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種指数が最高値を更新。スポーツ用品大手ナイキや銀行株の一角が買われた。この日発表されたインフレ指標が予想以上に上振れなかったことも相場を支えた。一方、ハイテク株の多いナスダック総合指数はさえなかった。
ナイキは15.5%急騰。3─5月期決算は、売上高と利益が市場予想を超えた。新型コロナウイルスワクチンの普及に伴って感染防止対策として実施されたロックダウンが終了し、日常生活が戻るとともにスニーカーや衣料品の需要が高まった。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)は1.9%高。ウェルズ・ファーゴは2.7%高。FRBは24日、大手金融機関を対象に実施したストレステスト(健全性審査)の結果を公表。銀行が十分な資本を保有していることが判明したため、新型コロナ禍を受け導入した自社株買いと配当金支払いの制限を30日付で解除するとした。
ブライト・トレーディングのトレーダー、デニス・ディック氏は「ハイテク株にやや利食い売りが出たほか、ストレステストの結果を受け銀行株が買われた」と指摘。バイデン大統領が1兆2000億ドル規模のインフラ投資計画で超党派の上院議員と合意する中、「ナスダックよりもS&Pへの選好が強まった」(ロングボウAMのジェーク・ダラーハイド氏)という。
5月の個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコア指数が前年同月比3.4%上昇と、1992年4月以来29年ぶりの大幅な伸びを記録し、連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を大幅に上回ったものの、市場予想に沿った内容だった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.29対1の比率で上回った。ナスダックでは1.22対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34433.84 +237.02 +0.69 34328.1 34501.0 34314.8
0 2 0
前営業日終値 34196.82
ナスダック総合 14360.39 -9.32 -0.06 14400.8 14409.0 14337.6
1 8 5
前営業日終値 14369.71
S&P総合500種 4280.70 +14.21 +0.33 4274.45 4286.12 4271.16
前営業日終値 4266.49
ダウ輸送株20種 14976.97 -5.50 -0.04
ダウ公共株15種 889.07 +10.10 +1.15
フィラデルフィア半導体 3241.48 -12.31 -0.38
VIX指数 15.62 -0.35 -2.19
S&P一般消費財 1424.04 +4.37 +0.31
S&P素材 516.09 +0.20 +0.04
S&P工業 865.68 +1.88 +0.22
S&P主要消費財 719.22 +5.70 +0.80
S&P金融 614.75 +7.60 +1.25
S&P不動産 279.71 +1.79 +0.65
S&Pエネルギー 418.03 +1.96 +0.47
S&Pヘルスケア 1466.12 +6.68 +0.46
S&P通信サービス 264.16 +0.23 +0.09
S&P情報技術 2550.53 -3.79 -0.15
S&P公益事業 325.54 +3.65 +1.13
NYSE出来高 28.75億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 29035 - 5 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 29010 - 30 大阪比
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