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豪政府、中国とソロモン諸島の安保協約への自国対応を擁護

ロイター / 2022年4月25日 10時43分

オーストラリア政府は24日、ソロモン諸島と中国の安全保障協約締結への自国の対応を擁護した。写真は、米国務省内で講演するダットン豪国防相。2021年9月16日にワシントンで撮影。(2022年 ロイター/ Andrew Harnik/Pool via REUTERS)

[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリア政府は24日、ソロモン諸島と中国の安全保障協約締結への自国の対応を擁護した。

ダットン国防相が「スカイ・ニュース」のインタビューで、安全保障協約は中国が世界各地で展開するパターンに沿っていると指摘。

「アフリカを見れば、汚職が存在することが分かる。われわれはそのような戦略とは競争できない」と述べた。証拠は示さなかった。

ソロモン諸島で汚職があったかどうかはコメントできないとした。

「中国は信じられないほどアグレッシブだ。海外での干渉、結果を得るために賄賂を渡し他国に打ち勝とうとする意志など、これが現代中国の現実だ」と述べた。

また、モリソン首相はこの日、中国によるソロモン諸島の軍事拠点化はオーストラリアにとっての「レッドライン」との認識を示した。

中国とソロモン諸島は今月、安全保障協約を締結した。中国は米国にとってのリスクとはならないと強調。ソロモン諸島も地域の安定を脅かすことはないと主張している。

モリソン首相に批判的な人々の間では、今回の協約はオーストラリアにとって第2次世界大戦以降で最大の外交的失敗だと非難の声が上がっている。

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