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NY外為市場=ドル2年ぶり高値、人民元は下落

ロイター / 2022年4月26日 6時3分

終盤のニューヨーク外為市場では、世界的なリスク回避の動きを背景にドルが2年ぶりの高値を付けた。2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、世界的なリスク回避の動きを背景にドルが2年ぶりの高値を付けた。一方、中国で景気減速懸念が強まる中、人民元が売られ、直近3日間の下げが約4年ぶりの大きさとなった。

ドル指数は一時101.86と2020年3月以来の高値。終盤は0.7%高の101.76で、1日の上昇率としては3月11日以来の大きさとなった。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「世界経済の見通し悪化に加え、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて大幅な利上げを主張しており、ドル買いがますます強まっている」と指摘。「中国が新型コロナの抑制に苦戦していることもリスク回避に拍車をかけドル高の一因になっている」と述べた。

中国人民元は対ドルで1年ぶりの安値に下落。終盤は0.9%安の6.5615元。

中国人民銀行(中央銀行)は25日、銀行の外貨預金準備率の引き下げを発表した。人民元の下落に歯止めを掛けるための措置とみられる。

ゴールドマン・サックスは調査ノートで「ドルの行方と中国の経済成長に対する全体的なセンチメントにもよるが、今回の外貨預金準備率の引き下げは短期的には人民元安を減速させるだろう」とした。

豪ドル/米ドルは0.9%安の0.7176米ドル。豪ドル/円は1.4%安の91.88円。

ノルウェークローネも対米ドルで約2%下げ、終盤は9.1250クローネだった。

ドイツ銀行通貨ボラティリティー指数は1カ月超ぶりの高水準を付けた。

BofA証券のストラテジストは、通貨市場のボラティリティーが高まっているにもかかわらず、投資家はカナダドル、豪ドル、ユーロをロングしていると述べた。

フランス大統領選の決選投票で、現職のマクロン氏が再選を確実にしたことを受け、ユーロ/ドルは小幅に上昇したが、終盤は0.9%安の1.0717ドル。

ドル/円 NY終値 128.12/128.15

始値 128.16

高値 128.46

安値 127.53

ユーロ/ドル NY終値 1.0711/1.0715

始値 1.0724

高値 1.0758

安値 1.0698

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