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中国、ブラジル産トウモロコシ輸入へ検疫要件で合意

ロイター / 2022年5月25日 10時45分

中国商務省は24日、税関当局がブラジル産トウモロコシの輸入を可能にするため検疫要件で今週合意したと発表した。写真は、ブラジル・カンポノドパレシスのトウモロコシ畑の様子。2018年4月26日に撮影。(2022年 ロイター/Ueslei Marcelino)

[北京/サンパウロ/シカゴ 24日 ロイター] - 中国商務省は24日、税関当局がブラジル産トウモロコシの輸入を可能にするため検疫要件で今週合意したと発表した。米国の輸出に脅威となる可能性がある。

アナリストによると、主要な穀物輸出国であるウクライナからの通常購入分を代替する動きとみられる。

ロシアのウクライナ侵攻を受け、黒海からのトウモロコシ出荷に混乱が生じている。

市場アナリストらは、ブラジルとの合意により米国の中国向け輸出が減少する可能性があるほか、ブラジル産トウモロコシの買い手である欧州連合(EU)との間に新たな競争が生まれると指摘する。

フューチャーズ・インターナショナルのシニアコモディティーアナリスト、テリー・ライリー氏は「これは大きな動きだ。世界の貿易の流れが変わる」と述べた。

ブラジルの穀物輸出協会は、政府が中国へのトウモロコシ輸出に関する植物検疫の要件を改定して出荷が可能になるまでには約3カ月かかるとの見通しを示した。

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