米ジョージア州の共和予備選、トランプ氏支持2候補が敗北
ロイター / 2022年5月25日 15時28分
11月の米中間選挙に向けたジョージア州知事選の共和党予備選で24日、現職のケンプ知事がトランプ前大統領の支持する候補を破り勝利した。写真は5月23日、ジョージア州ケネソーで撮影(2022年 ロイター/Alyssa Pointer)
[アトランタ 24日 ロイター] - 11月の米中間選挙に向けたジョージア州知事選の共和党予備選で24日、現職のケンプ知事がトランプ前大統領の支持する候補を破り勝利した。
トランプ氏にとっては大きな打撃となった。
ケンプ知事は2020年の大統領選の結果を覆すよう求めるトランプ氏の要求を拒否。これに反発したトランプ氏は、今回の予備選で元連邦上院議員のデービッド・パーデュー候補を支持していた。
エジソン・リサーチによると、得票率はケンプ氏が73%、パーデュー氏が22%。
また、同州州務長官の予備選でも現職のブラッド・ラフェンスパーガー氏が、トランプ氏の支持するジョディ・ハイス連邦下院議員を破った。世論調査では接戦が予想されていた。
保守派コメンテーターのエリック・エリクソン氏は、トランプ氏の攻撃で「運が尽きた男」との見方が強かったラフェンスパーガー氏の勝利について、20年選挙に関する再訴訟を望まない共和党員の意思の表れだと指摘。「同州の共和党員はトランプ氏のことが好きだが、彼のたわ言にはうんざりしており、前に進みたがっている」とツイートした。
ただ、この夜はトランプ氏にとって完敗ではなかった。連邦上院議員として支持したアメリカンフットボールの元スター選手、ハーシェル・ウォーカー氏は難なく共和党の候補指名を獲得。テキサス州でも、支持するケン・パクストン司法長官が3月の予備選を受けた決選投票で州土地問題担当長官のジョージ・P・ブッシュ氏を破った。
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