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ユーロ圏の住宅価格は割高、金利上昇で下落も=ECB

ロイター / 2022年5月25日 18時34分

 ECBは25日公表した金融安定報告書で、住宅ローン金利の上昇率がインフレ率を上回れば、割高感のあるユーロ圏の住宅市場が下落する可能性があると指摘、一部の国で借金主導のバブルが露呈するとの見方を示した。写真はフランス・ナントの住宅建設現場で2020年10月撮影(2022年 ロイター/Stephane Mahe)

[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は25日公表した金融安定報告書で、住宅ローン金利の上昇率がインフレ率を上回れば、割高感のあるユーロ圏の住宅市場が下落する可能性があると指摘、一部の国で借金主導のバブルが露呈するとの見方を示した。

ウクライナ戦争の影響で経済見通しが悪化したり、インフレが予想を大幅に上回った場合、資産価格がさらに下落するとも警告した。

ECBは住宅価格と所得の関係を基に、ユーロ圏の住宅価格が平均で15%近く、一部の国では最大60%過大評価されていると分析。

住宅ローン金利がインフレ調整後で10ベーシスポイント(bp)上昇するたびに住宅価格が0.83─1.17%下落する可能性があるとの見方を示した。

「実質金利が突然上昇すれば、短期的に住宅価格の調整が起きる可能性がある。現在の低金利では大幅な住宅価格の反転が起きる可能性が高い」としている。

国別では、スロバキア、エストニア、リトアニアで住宅価格と住宅ローンの双方が急激に伸びている。国内総生産(GDP)比で家計の債務が特に高いのはオランダ、キプロス、ギリシャという。

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