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日米の宇宙非核決議案にロシアが拒否権、国連安保理

ロイター / 2024年4月25日 10時1分

 4月24日、ロシアは国連安全保障理事会で、米国と日本が共同提出した宇宙空間での軍拡競争阻止の決議案に対して拒否権を行使し、決議案は否決された。写真は国連本部。ニューヨークで2021年撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Michelle Nichols

[国連 24日 ロイター] - ロシアは24日の国連安全保障理事会で、米国と日本が共同提出した宇宙空間での軍拡競争阻止の決議案に対して拒否権を行使し、決議案は否決された。これにより米国は、ロシアによる何らかの隠蔽を疑う事態となっている。

ロシアのプーチン大統領は宇宙空間での核兵器配備に反対を表明済み。この日の安保理では、決議案投票に先立って米国のトーマスグリーンフィールド国連大使がロシアは宇宙配備の対衛星核兵器を開発中だと非難したものの、ロシアのネベンジャ国連大使は否定していた。

決議案は、6週間近い事前協議後に提出され、賛成は13票で、中国は棄権し、ロシアは拒否権を行使した。

1967年に締結された宇宙条約では、核兵器など大量破壊兵器を地球の周回軌道上に配備することを禁じた。この日の決議案は、同条約順守義務を確認し、宇宙の軍拡競争防止のため各国に積極的な貢献を求める内容だった。

米情報機関関係者によると、広大な衛星ネットワークを機能不全にする核兵器の宇宙配備がロシアには可能と信じるに足る調査結果があるいう。

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