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独ダイムラー、中国EV電池ファラシスのIPOに投資へ=関係筋

ロイター / 2020年5月26日 14時31分

 5月25日、関係筋によると、ドイツの自動車大手ダイムラーは、中国の電気自動車(EV)用電池メーカー、ファラシス・エナジー(孚能科技)が予定する4億8000万ドルの新規株式公開(IPO)に投資する計画だ。写真はベルリンで2018年4月撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[北京/香港 26日 ロイター] - 関係筋によると、ドイツの自動車大手ダイムラー は、中国の電気自動車(EV)用電池メーカー、ファラシス・エナジー(孚能科技)が予定する4億8000万ドルの新規株式公開(IPO)に投資する計画だ。EV生産拡大に向け、バッテリーの安定供給確保を狙う。

投資計画は確定しておらず、変更になる可能性もある。投資の規模は現時点で不明という。

両社は昨年、ファラシスがダイムラーにリチウムイオン電池を供給することで合意し、ファラシスはドイツ国内に工場を建設している。

IPOへの投資について両社はコメントを控えた。

ファラシスは先週、中国版ナスダックと呼ばれる新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」へのIPOで約34億4000万元を調達する計画について承認を得た。

関係筋が以前明らかにしたところによると、ファラシスは第2・四半期中の上場を目指し、IPO時の時価総額は最高で300億元(42億ドル)に達する可能性がある。

ダイムラーは現在、中国で生産するEV「EQC」向けに中国の寧徳時代新能源科技(CATL)<300750.SZ>から電池を調達している。

自動車各社は電池供給を管理するため、出資や長期契約を通じて電池メーカーとの関係強化を図っている。

関係筋が1月にロイターに明らかにしたところによると、独フォルクスワーゲン(VW) は中国のEV用電池メーカー、国軒高科<002074.SZ>の株式20%を取得する見通しという。[nL4N29M1SQ]

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