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中国商務相、豪州産大麦への反ダンピング関税巡る懸念に反論

ロイター / 2020年5月26日 14時35分

<description role="descRole:caption"> 5月26日、中国の鐘山商務相(写真)は25日、オーストラリア産大麦に対して反ダンピング(不当廉売)関税を課す決定は外交上の対立に対する報復との懸念について、オーストラリアはこれまで中国に対して100回もの調査を行っていると反論した。写真は北京で昨年9月撮影(2020年 ロイター/Jason Lee) </description>

[シドニー 26日 ロイター] - 中国の鐘山商務相は25日、オーストラリア産大麦に対して反ダンピング(不当廉売)関税を課す決定は外交上の対立に対する報復との懸念について、オーストラリアはこれまで中国に対して100回もの調査を行っていると反論した。

同相は北京で記者団に「中国がオーストラリアに対して関税を巡る調査を行うのは、両国の外交史上初めてだ。今年の3件を含め、オーストラリアは中国に対する調査を100回行っている」と述べた。

中国は今月、豪州産大麦に80.5%の反ダンピング関税および反補助金関税を課すと発表。同相は、豪州産大麦に対する調査は世界貿易機関(WTO)の規則にのっとったものだと主張した。

同相はこの問題について、オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資相の会談要請を拒んでいる。

これまでも緊張していた中国とオーストラリアの関係は、豪政府が新型コロナウイルスの起源を巡る国際的な調査を呼び掛けたことで悪化している。

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