金融機関向けコロナ対応特別オペ、貸付残高14兆円台に拡大＝日銀

　５月２６日、日銀は金融機関向けの新型コロナ対応特別オペの実施結果を発表し、２７日時点の貸付残額見込みが１４兆３９０５億円になるとした。写真は２０１７年６月、都内の日銀前で撮影（２０２０年　ロイター／Toru Hanai）

［東京　２６日　ロイター］ - 日銀は２６日、金融機関向けの新型コロナ対応特別オペの実施結果を発表し、２７日時点の貸付残額見込みが１４兆３９０５億円になるとした。

オペは２６日午前９時３０分に実施を通知。今回のオペによる貸付予定総額は１兆７２９２億円。貸付日は５月２７日、返済期日は８月２７日。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた民間部門の資金繰りを支援するため、日銀は３月に金融機関向けの特別オペを創設。４月に利用残高への付利を決めると地方銀行などの利用が急増した。

６月２４日からは、２２日に決めた新たな資金供給手段と一体でオファーする。

(和田崇彦)