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日経平均は3日ぶり反発、一時300円超高 「売り込みづらい」

ロイター / 2020年6月26日 15時49分

東京株式市場で日経平均は3日ぶり反発。前日の米国株高の流れを引き継ぐ形で朝方から買いが先行した。追加の手掛かり材料に乏しかったことや週末前ということもあり、手控えムードもみられた写真は都内の株価ボード。2013年12月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶり反発。前日の米国株高の流れを引き継ぐ形で朝方から買いが先行した。追加の手掛かり材料に乏しかったことや週末前ということもあり、手控えムードもみられたが、指数寄与度の高いソフトバンクグループ<9984.T>や東京エレクトロン<8035.T>などが買われ、相場を支えた。

日経平均は前営業日比164円58銭高の2万2424円37銭でスタート。その後、前場は狭いレンジで一進一退となった。後場に入り、特段の材料が見当たらない中でじりじり上昇。一時上げ幅を300円超に拡大したが、大引けにかけて利益確定売りなどで上げ幅を縮小した。

きょうはNEC<6701.T>、富士通<6702.T>が堅調に推移し、ともに年初来高値を付けた。市場では「デジタルトランスフォーション(DX)や5Gなどに絡むハイテク関連は買われており、高値警戒感はありながらも売り込みづらい」(いちよし証券の銘柄情報課長、及川敬司氏)との声が出ていた。

TOPIXも3日ぶり反発。東証33業種では、鉱業、空運、精密機械を除く30業種が値上がり。倉庫・運輸関連、証券、建設、その他金融などが値上がり率上位となった。

きょうは12月期決算企業の配当金や株主優待の権利付き最終日で、この権利を狙った買いも入りやすかったという。市場からは「株主総会の峠を越えて機関投資家が買いやすくなっていることも影響しているかもしれない」(国内証券)との声も出ていた。

個別では、ソフトバンクグループが反発。25日に自社株買いの実施を発表したことや、同社が出資する新興企業の米保険レモネードが、新規株式公開(IPO)で最大2億8600万ドルを調達する計画と伝わったことなどが材料視された。このほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクがしっかり。ボルカー・ルールの緩和を好感して銀行株が上昇した米国株市場の流れを引き継いだ。

東証1部の騰落数は、値上がり1614銘柄に対し、値下がりが496銘柄、変わらずが58銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22512.08 +252.29

寄り付き    22424.37

安値/高値   22,408.27─22,589.14

TOPIX<.TOPX>

終値       1577.37 +15.52

寄り付き     1571.41

安値/高値    1,570.15─1,582.17

東証出来高(万株) 113795

東証売買代金(億円) 20386.57

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