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アルゼンチン、首都ロックダウン延長 冬季迎え感染加速の恐れ

ロイター / 2020年6月27日 6時34分

[ブエノスアイレス 26日 ロイター] - 南米アルゼンチンのフェルナンデス大統領は26日、新型コロナウイルス感染の急増を受け、首都ブエノスアイレスのロックダウン(都市封鎖)を強化すると同時に期限を延長すると発表した。

ブエノスアイレスのロックダウンは3月20日に開始。6月28日が期限となっていたが、7月17日まで延長された。

フェルナンデス大統領は「経済は悪化しているが、いつかは回復する。不幸なことに、亡くなった人は戻って来ない」と述べ、理解を求めた。

これから冬を迎えるアルゼンチンでは、新型ウイルス感染拡大が向こう数週間でピークを迎え、病院の対応能力が逼迫する恐れが出ている。

アルゼンチンは中南米では他に先駆けてロックダウンなどの厳しい感染拡大抑制策を実施し、当初は感染は制御されていたが、ここに来て感染者が急増。25日の新規感染者数は2600人を超え、5月中旬の約5倍の水準となった。これまでに確認された感染者数は約5万人、感染による死者は約1150人に上る。

ブエノスアイレスの病院関係者は「向こう20日間は感染増加は続く」と予想。ブエノスアイレス市内では貧困層が住む地域などで感染拡大が特に深刻になっており、病院関係者は感染増加は7月半ばにピークを付け、9月まで収束しないとの見方を示した。

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