S&P・ナスダック連日で最高値更新、モメンタム株買い優勢
ロイター / 2020年8月27日 6時19分
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。S&P総合500種指数<.SPX>は4営業日連続で終値での最高値を更新した。新型コロナウイルスの流行以降、好調に推移している大型モメンタム株が引き続き選好された。
ナスダック総合<.IXIC>も連日で終値での最高値を更新。最高値更新は今年に入り39回目。2019年は通年で31回だった。ダウ工業株30種<.DJI>も上昇したものの、依然としてコロナ禍前の水準を約4%下回っている。
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ノバポイントのジョセフ・スロカ最高投資責任者は「大型ハイテク株が相場の上昇を主導した」と指摘。「コロナ感染状況がどう転んでも、これら企業の事業は継続するという信頼感がある」と指摘した。
S&P500の主要11セクター中、通信サービス<.SPLRCL>が上昇を主導。
一方、エネルギー<.SPNY>は2.2%下落。米国に接近中のハリケーン「ローラ」が勢力を強め、5段階中2番目に強い「カテゴリー4」に発達。テキサス州とルイジアナ州の州境近くのメキシコ湾岸に壊滅的な被害と「生存不可能な高潮」をもたらすと予想されている。
S&P1500航空株<.SPCOMAIR>も1.8%安。ホワイトハウスは、コロナ禍の甚大な影響を受けている航空会社による大量解雇回避に向け、トランプ大統領が大統領令を発令する可能性があると明らかにしたものの、株価押し上げにはつながらなかった。
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27日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演が注目される。パウエル議長は、カンザスシティー地区連銀開催の年次経済シンポジウムで、FRBによる金融政策の枠組み見直しについて講演する。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.29対1の比率で上回った。ナスダックも1.34対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は85億5000万株。直近20営業日の平均は94億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 28331.92 +83.48 +0.30 28257.8 28353.8 28153.9 <.DJI>
8 0 1
前営業日終値 28248.44
ナスダック総合 11665.06 +198.59 +1.73 11516.6 11672.0 11507.4 <.IXIC>
2 5 6
前営業日終値 11466.47
S&P総合500種 3478.73 +35.11 +1.02 3449.97 3481.07 3444.15 <.SPX>
前営業日終値 3443.62
ダウ輸送株20種 11126.55 -0.46 0.00 <.DJT>
ダウ公共株15種 798.89 -11.91 -1.47 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2250.23 +7.17 +0.32 <.SOX>
VIX指数 23.23 +1.20 +5.45 <.VIX>
S&P一般消費財 1254.67 +18.11 +1.46 <.SPLRCD>
S&P素材 398.23 +3.84 +0.97 <.SPLRCM>
S&P工業 655.85 +0.31 +0.05 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 663.41 +0.68 +0.10 <.SPLRCS>
S&P金融 411.67 -1.98 -0.48 <.SPSY>
S&P不動産 221.82 -1.66 -0.74 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 266.85 -6.09 -2.23 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1243.59 -1.52 -0.12 <.SPXHC>
S&P通信サービス 211.97 +7.59 +3.71 <.SPLRCL>
S&P情報技術 2143.23 +43.05 +2.05 <.SPLRCT>
S&P公益事業 296.83 -3.62 -1.21 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.86億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 23290 + 70 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 23280 + 60 大阪比 <0#NIY:>
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