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BP、メキシコ湾岸の石油施設から従業員退避 熱帯低気圧発生で

ロイター / 2020年10月26日 13時10分

[ヒューストン 25日 ロイター] - 英BP は25日、カリブ海で熱帯低気圧「ゼータ」が発生したこと受け、メキシコ湾岸のオフショア石油施設から従業員の退避を開始したと発表した。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、25日に勢力を強めたゼータは、今後ハリケーンに発達するとみられ、26日夜にはメキシコのユカタン半島に接近する見通し。

BPは発表文で「今後数日中にメキシコ湾の中央・北東部を通過すると予想される中、当社は対応策を講じている」と説明した。

ゼータは、大西洋のハリケーンシーズン中に発生し、名前が付けられた熱帯低気圧・ハリケーンとしては27個目となる。今年は熱帯低気圧やハリケーンの発生が多く、メキシコ湾岸の一部の石油生産業者は今シーズン、既に6回ほど従業員退避や生産停止を余儀なくされている。

NHCによると、ゼータの予想最大風速は時速75マイル(120キロ)で、26日夜までに5段階分類で「カテゴリー1」のハリケーンに発達。ルイジアナとフロリダ・パンハンドルの間の地域に上陸する可能性がある。

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