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韓国政府、インフル予防接種を国民に求める 死亡との因果関係否定

ロイター / 2020年10月26日 14時55分

 10月26日、韓国は国民に対し、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行を回避するため、インフルエンザの予防接種を受けるよう求めた。写真は予防接種を受ける男性。ソウルで23日撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国は国民に対し、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行を回避するため、インフルエンザの予防接種を受けるよう求めた。

韓国では、今月に入り少なくとも48人がインフルエンザの予防接種を受けた後に死亡。先月には500万回分前後のワクチンが、推奨された温度で保存されなかったため処分されており、国民の間でインフルエンザワクチンの安全性に対する懸念が高まっている。

当局は死亡と予防接種の因果関係は見つかっていないとしている。インフルエンザによる同国の死者は、毎年少なくとも3000人という。

朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉相は、25日に行なったブリーフィングで、「ワクチンは副作用に比べてはるかに多きな恩恵をもたらす。この点では、世界保健機関(WHO)も内外の専門家らも同意している」と述べた。

昨年は、インフルエンザの予防接種後7日以内に1500人以上の高齢者が死亡しているが、政府は因果関係はないとしている。

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