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米新築住宅販売、9月は前月比3.5%減 予想に反し減少

ロイター / 2020年10月27日 1時25分

米商務省が26日発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済)は、年率換算で前月比3.5%減の95万9000戸と、予想に反し減少した。写真は2019年7月撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済)は、年率換算で前月比3.5%減の95万9000戸と、予想に反し減少した。減少は5カ月ぶり。ただ、過去最低水準の金利が住宅市場を引き続き支援している。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は2.8%増の102万5000戸だった。

8月の販売戸数は101万1000戸から99万4000戸に下方修正された。

地域別では、北東部が28.9%減、南部が4.7%減、中西部が4.1%減。一方、西部では3.8%増加した。

価格中央値は前年比3.5%上昇の32万6800ドル。販売価格は20万─39万9000ドルに集中していた。

在庫は28万4000戸と、前月の28万2000戸から増加。9月の販売ペースに基づく在庫の消化期間3.6カ月。前月は3.4カ月だった。

商務省が先週20日に発表した9月の住宅着工件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比1.9%増の141万5000戸。住宅市場の大半を占める一戸建て住宅が好調に伸びた。住宅着工許可件数は5.2%増の155万3000戸と2007年3月以来の高水準だった。

ただ、先行指標である新築住宅販売が鈍化しており、第4・四半期の米住宅市場の失速が示された。

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