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中国恒大集団、上期は最大39%減益の見通し 株価下落

ロイター / 2021年8月26日 12時59分

 多額の負債を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団は25日遅く、上期の純利益が前年比で最大39%減少するとの見通しを示した。販売価格の下落と経費増加が背景。写真は香港にある中国恒大の建物。2018年3月撮影(2021年 ロイター/Bobby Yip)

[香港 25日 ロイター] - 多額の負債を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団は25日遅く、上期の純利益が前年比で最大39%減少するとの見通しを示した。販売価格の下落と経費増加が背景。

上期の純利益は90億元(13億9000万ドル)─105億元となる見通し。不動産部門で40億元、電気自動車部門で48億元の損失を計上することも響いた。

中国恒大集団の株価は、序盤の取引で一時5%下落。電気自動車部門の中国恒大新能源汽車集団は12%以上下落し、2020年3月31日以来の安値を付けた。今年の下落率は80%に達している。

ただ中国恒大集団は、一部の保有株売却やインターネット子会社の恒騰網絡集団の評価替えで185億元の利益を計上することで、損失を一部相殺したと表明した。

恒騰網絡集団の株価は6%以上下落。

中国恒大集団は、金融機関や取引先への債務返済のため、資金調達を急いでいる。規制当局や市場関係者の間では、同社が経営危機に陥れば国内の銀行システム全体に余波が及びかねないと懸念している。

同社は31日に上期決算を発表する予定。

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