北朝鮮の金与正氏が談話、韓国の姿勢次第で首脳会談も検討
ロイター / 2021年9月27日 8時30分
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は25日、談話を発表し、韓国と北朝鮮が互いを尊重する姿勢を維持するなら南北首脳会談の実施を検討する用意があるとの考えを示した。2019年のハノイでの代表撮影。(2021年 ロイター)
[ソウル 26日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は25日、談話を発表し、韓国と北朝鮮が互いを尊重する姿勢を維持するなら南北首脳会談の実施を検討する用意があるとの考えを示した。朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。
与正氏は24日にも談話を発表。朝鮮戦争(1950─53年)の終戦に向けた正式協議を行う前に、北朝鮮に対する敵対姿勢を改め、二重基準を放棄する必要があると述べた。
25日の談話では「公平性と互いを尊重する態度が維持されてこそ南北間の円滑な理解が実現できる」と指摘。建設的な議論は、南北共同連絡事務所の再設置や南北首脳会談、終戦宣言といった問題を意義のある形で解決する機会を与えると説明した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日に国連総会の一般討論演説で朝鮮戦争の終戦宣言構想を訴えた。
与正氏は「韓国国民の間に、硬直した南北関係をできるだけ早期に回復し平和的安定を実現したいという雰囲気が非常に強いと感じた」とし、「われわれも同じ思いを持っている」と語った。
韓国統一省は26日、与正氏の談話を歓迎する声明を発表。「こうした議論のためには、円滑で安定した意思疎通が重要であるため、まず南北間の通信線を速やかに復旧する必要がある」と述べた。
南北間のホットラインは北朝鮮側が応答しなくなったため、8月から運用されていない。
*内容を追加して再送します。
この記事に関連するニュース
-
北朝鮮の金正恩体制と意思決定システムに異変
Japan In-depth / 2024年4月28日 11時0分
-
南北の板門店宣言発表から6年 双方が軍事力誇示で緊張
共同通信 / 2024年4月27日 19時7分
-
「圧倒的な軍事力を備えていく」金与正氏、日米韓の軍事協力を非難
デイリーNKジャパン / 2024年4月24日 9時32分
-
「交流と協力を拡大、強化」金正恩氏、中国序列3位と会談
デイリーNKジャパン / 2024年4月14日 16時44分
-
なぜ日本の首相は金正恩氏との会談を求めるのか―独メディア
Record China / 2024年4月12日 11時0分
ランキング
-
1プーチン氏、戦術核演習を指示=「西側への対抗措置」
時事通信 / 2024年5月6日 19時13分
-
2中国、カナダの調査は「うそ」 総選挙に介入と報告書
共同通信 / 2024年5月6日 20時33分
-
3アメリカの大学で広がるガザ抗議デモ、社会への不満が根底か…大統領選の争点に
読売新聞 / 2024年5月7日 5時0分
-
4中国軍機、照明弾で豪ヘリ妨害=高度差60メートル、「危険」と抗議
時事通信 / 2024年5月7日 9時36分
-
5バイデン政権、米国製弾薬のイスラエル輸送を停止か…ハマスとの戦闘開始後で初
読売新聞 / 2024年5月6日 17時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください