都区部コアCPI、11月は前年比0.3%上昇 エネルギー価格が押し上げ
ロイター / 2021年11月26日 9時18分
11月26日、総務省が発表した11月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年同月比0.3%上昇となった。3カ月連続のプラス。都内で9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 26日 ロイター] - 総務省が26日発表した11月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年同月比0.3%上昇となった。3カ月連続のプラス。電気代やガソリンなどエネルギー価格が上昇し、2020年7月以来の大きな上昇幅となった。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年同月比0.4%上昇だった。
「エネルギー」は13.9%上昇となり、1981年3月以来40年8カ月ぶりの上昇率。このうちガソリンは28.2%上昇、灯油は24.7%上昇、電気代は13.1%上昇、都市ガス代は10.3%上昇となり、前月から伸び率を拡大した。
宿泊料は、政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」で前年に大幅に下落した反動で57.6%上昇した。
携帯電話通信料は53.6%下落し、総合指数を1.13ポイント押し下げた。大手携帯キャリアの新しい低価格プランが押し下げにつながった。
総合指数は前年同月比0.5%上昇。光熱・水道や食料などが押し上げに寄与した。まぐろなどの「生鮮魚介」は11.8%上昇、りんごなどの「生鮮果物」は同6.6%上昇した。生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は同0.3%低下だった。
(杉山健太郎 編集:内田慎一)
この記事に関連するニュース
-
都区部CPI4月は1.6%上昇、高校の授業料無償化や値上げ鈍化で2%割れ
ロイター / 2024年4月26日 9時40分
-
東京都区部CPI4月は1.6%上昇、高校授業料無償化で2%割れ
ロイター / 2024年4月26日 8時54分
-
3月の消費者物価上昇率、前年同月比マイナス0.47%、6カ月連続のマイナス(タイ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 1時10分
-
全国コアCPI、3月は+2.6% 年度内の2%割れ見込めずとの声
ロイター / 2024年4月19日 10時30分
-
全国コアCPI、3月は+2.6% 生鮮除く食料の伸び鈍化が続く
ロイター / 2024年4月19日 8時53分
ランキング
-
1初めての上京での住まい、失敗したことは? 3位「間取りが不便」、2位「想像より狭かった」、1位は?
J-CAST会社ウォッチ / 2024年5月12日 21時15分
-
2無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
3危険な「第4種踏切」なぜ無くならない? 事故が起きてから重い腰を上げる行政
乗りものニュース / 2024年5月12日 9時42分
-
4中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
-
5「サイゼが潰れたら喜ばしい」創業者が語る真意 「世の中が良くなることは、すべて最高だ」
東洋経済オンライン / 2024年5月12日 12時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください