ブラジル経常赤字、8月は前年比89％縮小

　９月２６日、ブラジル中央銀行が発表した８月の経常収支は７億７８００万ドルの赤字だった。赤字幅は前年同月から８９％縮小し、８月としては２０２０年以来で最小となった。写真はブラジルのサントスで５月撮影（２０２３年　ロイター／Amanda Perobelli）

[ブラジリア ２５日 ロイター] - ブラジル中央銀行が２５日発表した８月の経常収支は７億７８００万ドルの赤字だった。赤字幅は前年同月から８９％縮小し、８月としては２０２０年以来で最小となった。

貿易黒字が前年同月の２６億ドルから７６億ドルへと大幅に増加したことが要因。輸出は０．８％微増し、輸入は１６．８％減少した。

サービス収支も赤字幅が８億６９００万ドル縮小した。

８月までの１年間の累計経常赤字は４５３億ドル。同期の経常赤字の対国内総生産（ＧＤＰ）比は２．２１％で、７月の２．５４％から低下した。

一方、８月の外国直接投資は４３億ドルで、前年同月の１００億ドルを大幅に下回った。　

８月の証券投資は８億０７００万ドルの売り越しだった。