1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

上場企業によるESG情報開示の外部監査義務、大半が準備整わず=調査

ロイター / 2023年9月26日 11時52分

 9月26日、来年から欧州連合(EU)などで上場企業は環境・社会・企業統治(ESG)などの非財務情報開示に対する外部監査が義務付けられる。写真はパリ近郊のビジネス街。6月撮影(2023年 ロイター/Stephanie Lecocq)

[ロンドン 26日 ロイター] - 来年から欧州連合(EU)などで上場企業は環境・社会・企業統治(ESG)などの非財務情報開示に対する外部監査が義務付けられる。ただKPMGが26日公表した調査報告によると、十分な準備態勢が整っている企業は対象750社の4分の1ほどにとどまっていることが分かった。

EUのルールではこうした開示状況に関して外部監査が必要になるほか、国際サステナビリティー基準委員会(ISSB)の基準を採用している国は、企業に外部チェックを要求することができる。

KPMGのグローバル監査責任者ラリー・ブラッドレー氏は「ESG(情報開示の)確実な準備態勢とは、関連する規制の枠組みを特定し、正しい尺度を用いて、情報の収集と管理のために頑健なシステムとプロセス、統制、運営の仕組みを確保することを意味する」と説明した。

対象企業の半数強は、現時点でもESG情報開示について一定レベルの外部監査を受けているものの、新ルールで求められる全ての情報開示という点で、妥当な保証が得られているはそのうちの14%、限定的な保証獲得も16%に過ぎないという。

調査では、大手企業の方が中小よりも外部監査に向けた準備が進んでいることや、国別ではフランスと日本、米国の態勢が最も良好な半面、ブラジルと中国は一番遅れていることも判明した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください