午前のドルは底堅い、149円台目前に 11カ月ぶり高値圏

　９月２６日、午前のドルは底堅い展開となった。アジア時間の取引で米金利がさらに上昇したことなどを受けて、ドルは一時１４８．９６円まで買われ、前日海外でつけた１１カ月ぶり高値にあと１銭まで迫った。写真は都内で２０１３年２月撮影（２０２３年　ロイター／Shohei Miyano）

Shinji Kitamura

［東京　２６日　ロイター］ - 午前のドルは底堅い展開となった。アジア時間の取引で米金利がさらに上昇したことなどを受けて、ドルは一時１４８．９６円まで買われ、前日海外でつけた１１カ月ぶり高値にあと１銭まで迫った。

正午時点のドルは、前日ＮＹ市場終盤とほぼ変わらずの１４８円後半で取引されている。

午前のドルの安値は、仲値公示前につけた１４８．７１円。米１０年債利回りが４．５６％付近と１６年ぶり高水準へ上昇する中、「ドルの下値では買い意欲が旺盛」（国内証券アナリスト）で、下値が限られたという。

一方で、介入への警戒感が上値を押さえる展開も変わらず。鈴木俊一財務相は午前の会見で、円相場の過度な変動にはあらゆる選択肢を排除せず、適正に対応するとの考えを重ねて示した。