東芝大株主のエフィッシモ、ＴＯＢに全株応募＝報告書

［東京　２６日　ロイター］ - 東芝の大株主でアクティビスト（物言う株主）として知られるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが日本産業パートナーズ（ＪＩＰ）による株式公開買い付け（ＴＯＢ）に保有全株を応募したことが２６日提出の変更報告書で分かった。

エフィッシモは「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」を目的に東芝株９．８９％を保有していたが、ＪＩＰ設立の特別目的会社にＴＯＢ価格の４６２０円で売却した。

エフィッシモがＴＯＢへの応募を決めたことに関しては、ロイターが１５日に事情に詳しい関係筋の話として報じていた。

東芝は２１日、ＪＩＰと企業連合によるＴＯＢが成立したと発表。応募が発行済み株式の７８．６５％と、成立に必要な３分の２を上回った。