アルメニアに1万3000人以上到着、ナゴルノカラバフから避難
ロイター / 2023年9月26日 19時3分
9月26日、アゼルバイジャン領の係争地ナゴルノカラバフから避難した住民がアルメニアに到着し始めており、初日に少なくとも1万3550人に達した。写真は同日、アルメニア南東部コルニゾールに到着したナゴルノカラバフからの避難民(2023年 ロイター/Irakli Gedenidze)
Felix Light Guy Faulconbridge
[コルニゾール近郊(アルメニア) 26日 ロイター] - アゼルバイジャン領の係争地ナゴルノカラバフから避難した住民がアルメニアに到着し始めており、初日に少なくとも1万3550人に達した。
ナゴルノカラバフにはおよそ12万人のアルメニア系住民がいたが、アゼルバイジャンの軍事作戦での敗北を受けて今週アルメニアへの避難が始まった。
25日にはナゴルノカラバフのガソリンスタンドで爆発が発生し、現地当局によると少なくとも20人が死亡、290人が負傷した。
アルメニア入りしたパワー米国際開発庁(USAID)長官はアゼルバイジャンに対し「停戦を維持し、ナゴルノカラバフの民間人の権利を守るための具体的な措置を講じる」よう訴えた。
アゼルバイジャンの武力行使は容認できず、米国は適切な対応を検討していると述べた。これに先立ち、支援を表明したブッシュ米大統領の書簡をアルメニアのパシニャン首相に手渡した。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領に対し、アルメニア系住民の権利を守り、ナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶラチン回廊を完全に再開し、援助物資の輸送と国際監視団の受け入れを認めるという約束を果たすよう求めた。
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