米コストコ、6─8月期は売上高と利益が予想上回る 食品需要堅調

　米会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールが２６日発表した第４・四半期（９月３日まで）決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。写真は２０１７年５月、米カリフォルニア州カールスバッドで撮影したトラック（２０２３年　ロイター／Mike Blake）

Deborah Mary Sophia

[２６日 ロイター] - 米会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールが２６日発表した第４・四半期（９月３日まで）決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。食料品など生活必需品の需要が寄与し、高額商品の需要低迷を補った。

第４・四半期末時点で世帯ベースの会員総数は８％近く増加、会費収入は１３．７％増の１５億１０００万ドルとなった。

リチャード・ギャランティ最高財務責任者（ＣＦＯ）は決算発表後の電話会見で「客足は引き続き非常に好調で、更新率も依然としてかなり高い」と述べた。

ただ、同社株は引け後の時間外取引で２％近く下落した。

インサイダー・インテリジェンスのシニアアナリスト、ザック・スタンボー氏はこれについて、金利上昇を背景に市場全般に広がっている強い懸念を指摘した。

第４・四半期の総売上高は９．５％増の７８９億４０００万ドル。ＬＳＥＧのデータによると、アナリストの平均予想は約７７９億ドルだった。

商品調達の改善と在庫管理の強化により粗利益率は４２ベーシスポイント上昇し、１０．６％となった。

１株利益は４．８６ドル、市場予想は４．７９ドルだった。