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企業向けサービス価格、9月は前年比2.1%上昇 コスト増を価格転嫁

ロイター / 2023年10月26日 10時1分

 日銀が26日公表した9月の企業向けサービス価格指数は109.5で、前年比2.1%上昇した。写真は都内で2020年6月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日公表した9月の企業向けサービス価格指数は109.5で、前年比2.1%上昇した。機材や人件費などのコスト上昇分を価格転嫁する動きや、人流回復を背景にした国内航空旅客輸送の値上がりなどがみられた。前月比では0.1%上昇した。

前年比は31カ月連続プラスとなった。「諸サービス」、「情報通信」、「リース・レンタル」、「不動産」、「運輸・郵便」などが上昇に寄与した。

最も押し上げに貢献したのは「諸サービス」で、「宿泊サービス」が前年比34.4%上昇した。インバウンドの回復を含め需要が堅調で、高めの伸びを示している。「機械修理」や「労働者派遣サービス」も押し上げに寄与した。

「リース・レンタル」では、足場など建設現場で使われる資材の貸し出しが含まれる「仮設資材レンタル」で、資材の仕入れ価格上昇などをサービス価格に転嫁する動きが出ていた。

「運輸・郵便」では「国内航空旅客輸送」が前年比13.5%上昇。修学旅行需要なども含めた人流回復を背景にプラス幅を拡大した。

公表している146品目のうち、前年比で上昇したのは96品目、下落したのは25品目。日銀の担当者は、日本経済を巡る不確実性が高い状況が続いているが、国際商品や海運市況の動向、人件費上昇の動きが指数に与える影響を注視していくとしている。

8月は前年比2.1%上昇、前月比0.1%上昇だった。

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