日銀金融政策と政府の物価高対策は矛盾しない＝岸田首相

　１０月２６日、岸田文雄首相（写真）は参院代表質問で、日銀の金融政策と政府の物価高対策は矛盾しないと述べた。写真は８月都内での代表撮影（２０２３年／ロイター）

Yoshifumi Takemoto

［東京　２６日　ロイター］ - 岸田文雄首相は２６日の参院代表質問で、日銀の金融政策と政府の物価高対策は矛盾しないと述べた。浅田均議員（維新）への答弁。

浅田氏は円安につながる金融緩和と政府の物価高対策が矛盾する可能性を指摘した。岸田首相は、日銀の金融政策は賃金上昇を伴う形で持続的・安定的な物価目標の実現を目指すものだと説明し、「エネルギー・食料品など物価高騰の影響にきめ細かく対応しようとする政府の累次の物価高対策と矛盾するものではない」と指摘した。

個人が自家用車で乗客を有料で運ぶ「ライドシェア」については「地方交通の担い手不足などの課題に取り組み、早急に方向性を出す」と意欲を示した。