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再送キヤノンの7―9月期売上高、16年ぶり1兆円超 通期見通しは下方修正

ロイター / 2023年10月26日 17時23分

 10月26日、キヤノンは2023年12月期の連結売上高(米国会計基準)見通しを4兆2200億円へと下方修正した。写真は同社のロゴ。2013年10月、都内で撮影(2023年 ロイター/Yuya Shino)

(会計基準を明確にして再送します)

Miho Uranaka

[東京 26日 ロイター] - キヤノンが26日に発表した2023年7―9月期の連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比2.9%増の1兆0252億円だった。監視カメラやミラーレスカメラの販売が堅調な上、為替円安の貢献も大きく、同期売上高は16年ぶりに1兆円を超えた。11四半期連続の増収。

浅田稔・専務執行役経理本部長は会見で、現在の為替水準について、輸出主体の同社にとって「心地が良い水準」と述べた。「過度に変動するよりは安定していた方がいい」との考えも示した。1―9月期累計で、円安による上乗せ分が売上高で1400億円、営業利益で400億円程度あったという。

通期の売上見通しは、中国を中心として景気停滞の影響により市況が想定よりも厳しく、半導体やフラットパネルディスプレー向けの露光装置の顧客都合による納期の後ろ倒しなども反映し、4兆2200億円へと若干下方修正した。従来予想は4兆3630億円だった。

半導体の市況について浅田本部長は、「メモリー市況については未だ縮小、センサーやロジック、生成AI向けの半導体の需要は徐々に増えてきている」と説明。「年内の影響は限定的だが、来年以降は加速するため露光装置の販売にポジティブ」との見方を示した。

利益については、経費削減や為替前提を円安方向に修正したことで、前回計画を維持した。 第4・四半期の為替前提は1ドル=145円、1ユーロ=155円となっている。1円円安に動くことで営業利益に与える影響は、それぞれ11億円と9億円。

23年12月期の営業利益見通しは4000億円。IBESがまとめたアナリスト12人によるコンセンサス予想平均値は4003億円だった。

(浦中美穂)

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