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独メルセデス・ベンツ、第3四半期減収減益 販売不振に為替差損

ロイター / 2023年10月26日 15時34分

 10月26日、独高級自動車大手メルセデス・ベンツが発表した第3・四半期決算は、納車台数の減少などで減収減益となった。写真は25日、都内で開催されている「ジャパンモビリティショー」の同社のブースで撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[ベルリン 26日 ロイター] - 独高級自動車大手メルセデス・ベンツが26日発表した第3・四半期決算は、納車台数の減少などで減収減益となった。

メルセデス・ベンツ・カーズ部門の通年の調整後売上利益率については予想レンジ12─14%の下限になるとの見通しを示した。

同社は、市場環境は低調で、特に電気自動車(EV)分野での価格競争が顕著だと指摘。各メーカーが特にEV需要を喚起するため、世界中で年間を通じて値下げする中、同社は販売台数よりも利益率改善に重点を置くため、追随しないできた。

メルセデス・ベンツは第3・四半期は、インフレ加速、3億ユーロ超の為替差損、サプライチェーン関連コストなどが利益を圧迫したと説明。

グループ全体の税引前利益(EBIT)は6.8%減の48億ユーロ(51億ドル)、売上高は1.4%減の372億ユーロだった。

カーズ部門の調整後売上利益率は12.4%で、年間予想の下限となった。

小型商用車のバンズ部門は、EBITが44%増の7億1500万ユーロ、調整後の売上高営業利益率が15%となり、好調だった。

メルセデス・ベンツは今月初め、第3・四半期の全世界販売台数が前年同期比4%減少したと発表した。

第3・四半期は納車台数の減少により、自動車関連の売上高は3.8%減少したが、平均販売価格は安定していたという。

今後については、第4・四半期も第1─3・四半期とほぼ同じペースでの販売を見込んでおり、横ばい成長という通期販売目標を据え置いた。

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