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日立建、通期予想を上方修正 北米好調でアジア・欧州の減速カバー

ロイター / 2023年10月26日 18時1分

Ritsuko Shimizu

[東京 26日 ロイター] - 日立建機は26日、2024年3月期(国際会計基準)の連結業績予想を上方修正した。連結営業利益は1360億円から1560億円(前年比17%増)へと引き上げ、過去最高を見込む。中国を含むアジアの減速を好調な米州がカバーする。マイニングなどの需要が好調なほか、為替円安、原価低減や販売価格の引き上げも寄与する。

IBESがまとめたアナリスト13人のコンセンサス予想の平均値1643億円は下回っている。

塩嶋慶一郎CFO(最高財務責任者)は会見で「下期は、欧州、アジアでの需要減速を慎重に織り込みつつ、注力する米州事業、マイニング、バリューチェーン事業を着実に伸長させる」と述べた。

地域別では、ロシアCISや中国、中南米は減収となるものの、米州が大きく増加する見通し。米州の売上高が19%増となる一方で、景気減速が懸念されている中国の売上高計画は22%減、ロシアCISは23%減と落ち込む。緊迫している中東情勢下でのイスラエル市場については「軽微でほとんど影響はない」という。ただ、欧州の市況等に影響することについては、情報を集めて対応していきたいとした。

高水準の資源価格などを背景に鉱山の採掘などで使うマイニングの需要は好調。高い稼働率からオーバーホール需要やメンテナンス需要も継続している。マイニングの売上高は前年比10%増の2723億円を見込んでいる。

下期の想定為替は1ドル135円と前回予想より5円円安、1ユーロ145円と同15円の円安に修正した。

未定としていた中間配当は85円(前年同期は50円)とする。

米州が前年同期比8%増収と大きく伸びたことなどから、4―9月期の売上収益は6741億円(前年同期比16%増)、営業利益は828億円(同56%増)となり、上期としては過去最高の売上高・利益となった。

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